壺中天日乗

メモ帳

きらたかし「赤灯えれじい」の裏設定?

きらたかしの漫画「赤灯えれじい」(講談社)に関して、「これは裏設定なのか?」とふと思った点がある。 それは「主要登場人物は在日なのではないか?」ということである。 ヒロインのチーコ(秋山智子)は金髪・喧嘩上等・ヤンキーである。この特徴からし…

野良猫の逢引のこと

最近、野良猫がさかっている。 陽もすでに落ちたある夕方、俺は野良のトラ猫がさかって赤ん坊めいた声で鳴いているのを見た。しばらくうえぁうえぁ鳴いていたのだが、ふと俺は遠くで同じような声を聞いた。どうやらトラ猫の声にあわせている。しかもどんどん…

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくおねがいします。 このブログは、アーカイブを見てもわかるとおり、もともと放置しておったブログなんですが、昨年の11月くらいからまた書き始めました。これからも、継続して書いていこうと思います。 …

聞く力、もしくはダイアローグの愉悦について

阿川佐和子「聞く力」がベストセラーらしい。私は前から思っているのだが、「聞く力」と藤原正彦「国家の品格」って購買層がかぶっている気がしてしょうがない。両社に共通するのは、「保守的」、「啓蒙的」である点だと思う。正月とかに読むのにぴったりな…

今回の選挙で思い出した事

今回の選挙をTVで見ていて、「世界の名著」(中公新書)のトクヴィル「アメリカのデモクラシー」のパラグラフを思い出した。 「アメリカのデモクラシー」は文字通りアメリカのデモクラシーを分析した本である。 成熟した大衆社会は、「諸条件の平等化」が起…

他人事ではないダブルバインド その傾向と対策

こんな記事を見つけた。 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww 「言い訳すんな」の理不尽さ http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-4768.html これは典型的なダブルバインドである。 ~以下引用~ ダブルバインド(Double bind)とは、ある人が…

桑原武夫編 「ルソー」(岩波新書)

内容は、ルソーの思想と人生を概説するというもの。 第一印象は・・・社会に対する憎悪が凄いわ。なんでここまで嫌うんだろうねえ。 受難続きの人生がそうさせたのか、そもそも生まれつきそうだったのか、おそらく両方なんかな。まあルソーの生きた時代が君主政…

松本ハウス

SHOW-1グランプリ2012で松本ハウスのコントを見たんだけど、凄く印象に残った。統合失調症ネタなんだけど、なんていうか、統合失調症の世界っていうのは、人間の精神生活を常人の200%で出力したような、うまくいえないけど、ある種の懐かしさを感じた。神…

モンティ・パイソン 思想家ワールドカップ ドイツvsギリシャ

Germany vs Greece 「モンティ・パイソン 思想家ワールドカップ ドイツvsギリシャ」 上のやつはマルクスが交代で入るシーンが何故かカットされてる。下のやつは入ってる。ただ、字幕なし。マルクスがアップしてるシーンが面白いw monty python football

セカイ系

セカイ系って文学的にいうと、時間的にも空間的にも把握の仕方が稚拙だし、世界観も極端なのだが、別の言葉でいうと、小児的ともいえる。つまり夢の世界と相通ずるものがある。 なんとなくキモチ悪いと思いつつも、セカイ系に何故か惹かれてしまうのは、夢の…

中村雄二郎, 山口昌男「知の旅への誘い」(岩波新書)

図書館で「笑いと逸脱」を借りて以来、山口昌男には前から興味を持っていた。古書店で「知の旅への誘い」を購入して長らく積読していたのだが、坪内祐三「新書百冊」でこの本に言及しているのを見て、このたび気が向いたので読むことにした。 内容をひとこと…

引越ししました。

hatenaダイアリーからhatenaブログベータに引越ししました。 タイトルも紆余曲折の末、壺中天日乗になりました。 今後ともよろしくお願いいたします。

「人罪」という言葉の悲しさ

ビジネス書等で主に使われている「人材」という言葉について、僕は以前から「嫌な感じだな」と思っていた。人間をモノ扱いしていることに不快感を感じていたのだが、いつのまにか新たな言葉が生まれていたようだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

卯月妙子「人間仮免中」(イースト・プレス) *読んだ感想ではありません

卯月妙子が新作を出したらしい。 卯月妙子の名前は以前から知っていた。 彼女の「実録企画モノ」をはじめて読んだときは衝撃だった。作品中に出てくる彼女の狂った日常に当時大学生だった僕はどう反応していいかわからなかった。 幸い、ギャグ漫画としての文…

坪内祐三「新書百冊」(新潮新書)

自伝であり、出版文化史であり、ブックガイドでもあるという内容。つまりいつもの坪内節。「当時赤線を引いた部分」としていろんな新書から引用がなされているのだが、そのセンテンスがいかにも、というか、さすが坪内祐三、という目の付けどころ。氏の頭の…

ドストエフスキー「罪と罰」(新潮文庫)

読む前はものすごい衝撃をうけるんじゃなかろうかと期待していたせいか、意外と普通な印象。でも心理描写と人物造詣は凄かった。みんな濃すぎ。これが噂のポリフォニーかと感心。にしても始終人が主人公の前に現れるのが演劇みたいだった。登場人物がみんな…

チェスタトン「木曜の男」 (創元推理文庫)

副題に「ある悪夢」とあるが、たしかに悪い夢のような物語だった。終わりのほうの展開は唖然として見守ることしか出来なかった。ツッコミどころは数えあげればきりが無いが、この作品はリアリズムとは別の論理に貫かれていると思えば納得できる。背景はやは…

野坂昭如「エロ事師たち」(新潮文庫)

文体面白い。小説というより語りだな。関西弁がつぼ。「わかってま」俺も使ってみたい。ストーリーも相当面白かった。シロクロ親子、恵子が印象に残ってるなあ・・・男性が意外と繊細で、女性が実はガサツ、という風に書かれているが、これは女性はどう読むのだ…

村上龍「空港にて」(文春文庫)

短編集。著者自身は「空港にて」が一番気に入っているらしい。最初あんまり乗り気ではなかったのに、なんとなく読み始めてなんとなく読了してしまった。するっと読めるけど、文章は相当洗練されてるな。過去現在内面描写情景描写を自在に行き来しながらも混…

ひぐちアサ「ヤサシイワタシ」(講談社)

読むのに体力がいる漫画。弥恵って境界例だよね。それにしても恋人とはいえ、ここまで斬り合うような会話するかね。俺はついていけないなあ。弥恵は「私をわかって」オーラが凄くて地雷臭プンプン。俺なら「お前自分のことさえわかってないじゃん」って言う…

久々

久々に書こうと思ったらパスワード思い出せなくてあせった。

禁断の惑星

TABOO1 feat.志人 「禁断の惑星」 Produced by DJ KENSEI」 Produced by DJ KENSEI 志人すごすぎ。 太陽なんてとうの昔に死んだよ。

幻惑えれくとろにか

うあああああああああ 幻惑えれくとろにか http://soundcloud.com/strictly/sometime-in-the-future

お正月

正月が来るたびに、歳をとる自分を感じ、ゆくゆくは臨終を迎えるのだなあと思い至り、また頑張って生きて行こうと思います。

深夜に

深夜にテンションが変になってしまい、あまり仲のよくない人になれなれしいメールを送ってしまった。これが「歴史は夜作られる」ってやつか。

ですぺらえれくとろにか

聴けるみたいです。 http://www.saluut.net/2010/08/02/cllt-lost-clubbers-radio-3/

ノイズの起源に関する考察

ノイズってぇのは結局プロレタリア・アートなんじゃあないか?大量消費材がポップ・アートになったのと同じで。工場行ってた人が機械の音に気持ち良くなってしまって、これこそプロレタリアにとっての音楽なんだ!とか思ってノイズミュージシャンになったので…

日章旗

長尾みのるが言っていたが、 丸三角四角を同時に見せた場合、最初に目が行くのは丸らしい。 つまり、日章旗は目立ちやすいいいデザインだということだね。

凄くいいと思うんだが

凄くいいと思うんだが誰も知らない。 とりあえず張っておく。Cue, Wedding Song http://covertcuriosity.blogspot.com/2007/08/cue-wedding-song.htmlリアルはわかるが、ネットですら誰も言及してないってどういうことだ。

アイドルの卒業

アイドルの卒業って卒業というより中退だよね。 何も修めてない人がほとんどだもん。あとひまわり枯れた。