壺中天日乗

メモ帳

リアルゴールドの謎

最近思うところがあって(ってただの個人的興味だけど)よく自動販売機を観察しているのだが、ひとつ気になったことがある。
それは「リアルゴールドの存在」である。
自動販売機を注視するまでまったく気づいていなかったのだが、驚異の存在率である。三台に二台くらいの確率で置いてある。これはカルピスソーダ、ドデカミンより多い(私調べ)。
しかし存在感はまるでない。空気である。
そんなことを考えつつ(なんだそれは)この前ローソンへ行ったのだが、そこでもビックリした。
ここにもリアルゴールドが置いてあったのである。それだけではない。三列も占めていたのである。横にあるレッドブルモンスターエナジーは二列しかない。(レッドブルはノンシュガーも含めると四列あったけど)
これはもう間違いない。リアルゴールドは大人気商品である。コンビニで三列も占めているのだからそうに違いない。
ウィキペディアで調べてみたが、リアルゴールドが発売されたのは1981年だそうである。
1981年!
ということは今年で33歳ということである。すごい。
しかしここで疑問に感じたことがある。
それは「リアルゴールドを飲んでいる人を見たことがない」ということである。人気があるハズなのに、ここまで存在感のないジュースは見たことがない。
たとえばクイズ番組で、「1981年に発売されたジュースで、いまでもコンビニで三列にわたって展開されているくらい人気があるジュースはなに?」と訊かれたとして、リアルゴールドと回答できる人はどれだけいるだろうか。おそらくクイズマニアでもなかなかおるまい。
自分の思い出の中の修学旅行、友達とコンビニでジュースを買った場面、大学の講義室、飲み会、部活動、遠足をサーチしてみたが、リアルゴールドを飲んでいる人は見つからなかった。
リアルゴールドを飲んでいる人を私は想像できない。まあ、私自身もまったく飲んでないわけではないのだけど。今まで二十年以上生きてきて、おそらく十本も飲んでないと思う。
リアルゴールドははたして誰に人気があるのだろうか?
ちなみに折角なのでその場で買って飲んだのだが、普通に美味しかった。しかし大人気になるほどかといわれれば、疑問が残った。