坪内祐三「新書百冊」(新潮新書)
自伝であり、出版文化史であり、ブックガイドでもあるという内容。つまりいつもの坪内節。
「当時赤線を引いた部分」としていろんな新書から引用がなされているのだが、そのセンテンスがいかにも、というか、さすが坪内祐三、という目の付けどころ。
氏の頭の中が垣間見れる思いがして面白い。欲しい本もたくさん見つかった。古本屋に行く楽しみが増えた。実はこれが最大の儲けものかもしれない。
それにしてもシブい本ばかり紹介してくれて嬉しくなる。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/10
- メディア: 新書
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