壺中天日乗

メモ帳

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

聞く力、もしくはダイアローグの愉悦について

阿川佐和子「聞く力」がベストセラーらしい。私は前から思っているのだが、「聞く力」と藤原正彦「国家の品格」って購買層がかぶっている気がしてしょうがない。両社に共通するのは、「保守的」、「啓蒙的」である点だと思う。正月とかに読むのにぴったりな…

今回の選挙で思い出した事

今回の選挙をTVで見ていて、「世界の名著」(中公新書)のトクヴィル「アメリカのデモクラシー」のパラグラフを思い出した。 「アメリカのデモクラシー」は文字通りアメリカのデモクラシーを分析した本である。 成熟した大衆社会は、「諸条件の平等化」が起…

他人事ではないダブルバインド その傾向と対策

こんな記事を見つけた。 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww 「言い訳すんな」の理不尽さ http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-4768.html これは典型的なダブルバインドである。 ~以下引用~ ダブルバインド(Double bind)とは、ある人が…

桑原武夫編 「ルソー」(岩波新書)

内容は、ルソーの思想と人生を概説するというもの。 第一印象は・・・社会に対する憎悪が凄いわ。なんでここまで嫌うんだろうねえ。 受難続きの人生がそうさせたのか、そもそも生まれつきそうだったのか、おそらく両方なんかな。まあルソーの生きた時代が君主政…

松本ハウス

SHOW-1グランプリ2012で松本ハウスのコントを見たんだけど、凄く印象に残った。統合失調症ネタなんだけど、なんていうか、統合失調症の世界っていうのは、人間の精神生活を常人の200%で出力したような、うまくいえないけど、ある種の懐かしさを感じた。神…

モンティ・パイソン 思想家ワールドカップ ドイツvsギリシャ

Germany vs Greece 「モンティ・パイソン 思想家ワールドカップ ドイツvsギリシャ」 上のやつはマルクスが交代で入るシーンが何故かカットされてる。下のやつは入ってる。ただ、字幕なし。マルクスがアップしてるシーンが面白いw monty python football

セカイ系

セカイ系って文学的にいうと、時間的にも空間的にも把握の仕方が稚拙だし、世界観も極端なのだが、別の言葉でいうと、小児的ともいえる。つまり夢の世界と相通ずるものがある。 なんとなくキモチ悪いと思いつつも、セカイ系に何故か惹かれてしまうのは、夢の…